11/15 深沢地区合同防災訓練

11月15日(土)駒沢オリンピック公園広場で開催された「深沢地区合同防災訓練」に、世田谷ブロックとして協力参加しました。広い会場には地域の多くの方々が集まり、約80名の参加者が複数の班に分かれて、さまざまな訓練や講座を体験しました。


訓練テーマは「実際の災害を想定した体験を通して防災意識を高めること」。
起震車による地震体験、初期消火訓練、はしご車体験や煙体験訓練など、災害時に直面し得る状況を自ら体験できる内容が並びました。


せたがや防災士会は「座学講座」を担当し、会場内のテントにて講話を実施しました。
講師を務めたのは、木家浩司理事長。元消防士としての豊富な現場経験をもとに、「地震時の火災・避難・手当火災避難時の心得」の講話をしました。


地震で火災が発生した時の初期消火や初動対応、延焼時の2方向避難、熱傷の手当など、参加者の皆さんが真剣に耳を傾け、うなずきながら聞いている姿が印象的でした。

⭕️初期消火によって炎上を防ぐ

火が小さいうちであれば、落ち着いて消火器や水を使い、延焼を防ぐ可能性が大きく広がります。

⭕️2方向避難

また、火災が拡大しそうな場合には、避難経路を2方向以上確保することが重要です。1つの道が使えなくなっても、別のルートを確保することで安全に逃げられる可能性が高まります。自宅や職場で、日頃から複数の避難経路を意識しておくことが安心につながります。

⭕️熱から身を守る

さらに、火災時に注意したいのが熱から身を守る行動です。煙や炎だけではなく、熱そのものも命を脅かします。低い姿勢を保ち、肌の露出を避けながら安全な場所へ移動することが大切です。

そして、もし熱傷を負った場合には、すぐに冷やし、清潔な布などで覆うという応急手当が必要です。適切な初期対応を行うことで、症状の悪化を防ぐことができます。

座学の司会は、“サクラジ防災”パーソナリティーの長田さん。長田さんは学生防災士として、大学生の目線での防災ラジオを配信しています。

詳しくは、せたがや防災士会webサイトのお知らせ記事のサクラジ防災レポート記事をご覧ください。